「冬の寒さは苦手だから暖房を使いたいけど、電気代は節約したい」
「冬の寒さを乗り切るおすすめの対策を知りたい」
冬の寒さは厳しいものです。
暖房を使って乗り切りたいところですが、気になるのが電気代です。
暖房器具を使って部屋を暖めるほど、電気代は高くなります。
本記事では、冬の電気代を節約したい方に向けて、節約術や防寒対策について解説していきます。
本記事を最後まで読むことで、冬の電気代を節約しつつ、快適な過ごし方ができるようになるでしょう。
冬の電気代の平均は?
冬の電気代は夏よりも高いといわれています。
では、冬の電気代の平均はいくらくらいでしょうか。
電気代の節約術を知る前に、下記の内容について見ていきましょう。
- 冬の電気代は増加傾向
- 在宅時間が伸びるため、電気代が上がる
冬の電気代は増加傾向
冬の電気代は、ほかの季節よりも高くなる傾向があります。
下記の表は、単身世帯の季節ごとの電気代を比較したものです。
2023年度のデータを記載しています。
期間 | 電気代 |
2023年1月~3月期 | 9,340円 |
2023年4月~6月期 | 5,486円 |
2023年7月~9月期 | 5,842円 |
2023年10月~12月期 | 5,833円 |
出典:政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類 001 用途分類(総数) 全国 | 統計表・グラフ表示
1年の中でも特に気温が低いとされる1月から3月の電気代を見てみると、ひと月あたり9,340円もかかっていることが分かります。
そのほかの季節の電気代は5,000円程度となっており、その差はおよそ1.8倍です。
データを見てみると、本当に冬の電気代は高いんだね。電気代が少しでも安くなれば、家計の助けとなるね!
在宅時間が伸びるため、電気代が上がる
冬の気温は低いため、暖かい自宅で過ごしたいと考える方が増えます。
結果として、ほかの季節よりも在宅時間が長くなるため、電気代も高くなるのです。
テレワークをしている人は、冬の電気代の高さを実感しているよね。在宅時間が長い人は、1日でも早く電気代の節約術を実践したほうがいいよ!
冬の電気代を節約する方法
冬の電気代を節約する方法には、下記の4つがあります。
- 断熱材を活用する
- 仕切りを活用する
- 電気代の安い暖房器具を活用する
- 契約する電力会社を見直す
どのような方法なのかを具体的に解説していきます。
断熱材を活用する
断熱材を利用して冷気を遮断すれば、暖房効率が高まります。
冷気を遮断する方法としておすすめなのが、窓にプチプチシートを張ることです。
プチプチシートは100円均一のお店でも売られており、安く手に入ります。
窓を軽く濡らしてから貼るだけなので、簡単な作業で断熱効果が期待できます。
そのほかには、断熱シートを床に敷く、断熱カーテンを取り付けるなどの方法もおすすめです。
まずは、冷気が逃げやすい窓から断熱対策をするといいよ!ホームセンターに行くと、さまざまな断熱材が売られているから、部屋にあったものを探してみてね!
仕切りを活用する
広い部屋に住んでいる場合、暖房器具を使って暖める際に、多くの電力を消費します。
暖房効率が悪いので、電気代が高くなってしまうのです。
そこで仕切りを活用すると、暖房効率の向上が期待できます。
突っ張り棒をかけるスペースがあれば、ロールスクリーンやカーテンなどをかけられます。
もし突っ張り棒をかけられるスペースがなければ、パーティションもおすすめです。
部屋を仕切る方法はいろいろとあるんだね!玄関は冷気が入りやすい場所だから、仕切りを設けると寒さ対策になるよ。
電気代の安い暖房器具を活用する
エアコンや電気ストーブなどは、電気代が高い暖房器具です。
長時間利用すると、電気代の負担が増えます。
電気代の安い暖房器具には、電気毛布やホットカーペットなどがあげられます。
1時間あたりの電気代は、電気毛布で1.5円程度、ホットカーペットで3円から8円ほどです。
これから新しく暖房器具を買う際は、電気代の安いものを選ぶといいね!こちらの記事で、暖房器具ごとの電気代について解説しているから、ぜひ参考にしてみてね!
契約する電力会社を見直す
電力自由化により、契約する電力会社を自分で選べるようになりました。
電力会社や契約プランを見直せば、電気代が安くなるケースがあります。
たとえば日中は仕事で不在のため、夜間に電気を使用する機会が多い方には、夜間料金がお得なプランがおすすめです。
このように、ライフスタイルに合った料金プランを選択することで、電気代の節約につながります。
電力会社や契約プランの数はとても多いから、焦らずに比較・検討してね!もし電力会社や契約プランを比較するのが大変な人は、電気料金一括比較サイトを利用すると便利だよ!
エアコンの電気代を節約する方法
エアコンは、部屋全体を暖めるのに適した暖房器具です。
家族が集まるリビングを暖めるなど、さまざまな場面で活躍します。
ただ、エアコンの電気代は高めなので、利用をちゅうちょしている方もいるでしょう。
そこで、ここからはエアコンの電気代を節約する方法について解説していきます。
下記の内容を把握すれば、電気代をおさえつつエアコンを使えます。
- フィルターを掃除する
- 省エネ対応しているエアコンを利用する
- 設定温度を下げる
- エアコンを頻繁に消すのは逆効果
フィルターを掃除する
エアコンを使用していると、フィルターにほこりがたまっていきます。
フィルターにたまったほこりを放置すると、エアコンの効きが悪くなり、電気代が高くなります。
また、カビの発生によって健康を害する危険性もあるため、定期的にフィルターを掃除しましょう。
フィルターを掃除する手順はこちらです。
- 1.エアコンからフィルターを取り外す
- 2.フィルターに付着しているほこりを掃除機で吸い取る
- 3.フィルターの裏面から水洗いする
- 4.細かな汚れは歯ブラシでかき出す
- 5.日陰で乾燥させる
- 6.エアコンにフィルターを取り付ける
エアコンのフィルター掃除は面倒に感じるかもしれないけど、やってみるとすっきりするよ!1か月に1度はフィルター掃除をしようね。
省エネ対応しているエアコンを利用する
近年では、さまざまな機能が搭載されている省エネエアコンが発売されています。
たとえば、AI機能が搭載されているエアコンは、最適な運転をAIが学習することで、快適な自動運転をおこないます。
また、人感センサーがついているエアコンを選べば、人がいないときは自動で運転が停止するので節電に効果的です。
最新型のエアコンは、過去の製品と比べると電気代も安くなっています。
エアコンの買い替えや新しく購入する際は、省エネ対応の製品を購入するとよいでしょう。
省エネ対応のエアコンを選ぶときは「統一省エネラベル」を確認しよう。統一省エネラベルの星の数が多ければ多いほど、省エネ性能が高いよ!
設定温度を下げる
エアコンの設定温度を高く設定すると、消費電力が増えます。
電気代が高くなる原因となるため、設定温度の上げ過ぎには注意が必要です。
環境省が推奨しているエアコンの暖房の設定温度は20℃です。
まずは、エアコンの設定温度を20℃に設定して、1℃ずつ下げてみましょう。
エアコンの設定温度を1℃下げれば、およそ10%もの節電効果が期待できます。
快適に過ごせる設定温度を見つけてみましょう。
エアコンの設定温度を下げたときは、厚着をして寒さ対策をしよう。また、サーキュレーターを使って、暖気を循環させる方法も有効だよ!
エアコンを頻繁に消すのは逆効果
エアコンを点けっぱなしにしていると電気代がかかりそうなので、小まめに消すようにしている方はいます。
しかし、エアコンを頻繁に消すのは逆効果です。
エアコンは、設定温度と室内温度の差が大きければ大きいほど、電気消費量が増えます。
エアコンを付けたり消したりすることで電気消費量が増えてしまい、結果として電気代が高くなるのです。
30分程度の外出であれば、エアコンを点けっぱなしにしておいたほうが、電気代の節約となります。
エアコンは自動運転を選択しよう。弱運転のほうが節約になりそうだけど、室内温度に達するまでに時間がかかってしまうから、こちらも逆効果になるよ。
電気代のかからない防寒対策を活用
電気代を節約するために有効な方法のひとつが、電気を使わない防寒対策です。
下記の2つの防寒対策を試してみてください。
- 防寒対策のできる服を活用する
- 湯たんぽなどを活用する
防寒対策のできる服を活用する
普段着ている服を防寒用の服に変えるだけで、手軽にできる防寒対策となります。
たとえば、防寒用インナーは体から発せられる熱を閉じ込めて、暖かさをキープします。
また、吸湿性も高いため、快適に日常生活を過ごせることもメリットです。
部屋着としておすすめしたいのが着る毛布です。
着る毛布は柔らかい素材で作られており、毛布を着ているような感覚に包まれます。
首元から太もも付近までを暖められる着る毛布もあり、防寒対策としておすすめできる服です。
防寒対策用の服は初期費用がかかるけど、一度買ってしまえばしばらく着られるから、ランニングコストが発生しなくていいよ!防寒対策ができる服の種類は多いから、自分の好みのものを選んでみてね!
湯たんぽなどを活用する
湯たんぽは電気代がかからない暖房器具です。
熱いお湯を湯たんぽの中に入れておけば、数時間ほど暖かさが続きます。
近年では、USB充電に対応している湯たんぽも発売されています。
こちらは電気を使用しますが、充電にかかる電気代は、1回あたり1.5円から2.5円程度です。
低コストで利用できる暖房器具なので、ひとつ用意しておくとよいでしょう。
寝る1時間前に湯たんぽをベッドの中に入れておくと、暖かくて気持ちがいいよ!湯たんぽは繰り返し使える暖房器具だから、一度購入しておけば何年も利用できるね!
まとめ
冬はほかの季節よりも在宅時間が増え、暖房器具や照明器具を使う頻度が高くなります。
そのため、1年を通して電気代が高くなりやすい傾向があります。
冬の電気代を節約する方法は、下記の4つです。
- 断熱材を活用する
- 仕切りを活用する
- 電気代の安い暖房器具を活用する
- 契約する電力会社を見直す
エアコンの利用頻度が高い方は、下記の4つの方法を実施すれば、電気代を節約できます。
- フィルターを掃除する
- 省エネ対応しているエアコンを利用する
- 設定温度を下げる
- エアコンを頻繁に消すのは逆効果
本記事で解説した寒さ対策を実践して、冬の電気代を節約してみてはいかがでしょうか。
電気代を節約する方法のひとつに、電力会社の見直しがあります。
電力会社や契約プランを見直すことで、電気代が安くなる可能性があります。
しかし、電力会社を変更する際、違約金が必要となるケースがある点に注意が必要です。
詳しくはこちらの記事で解説しているので、違約金を支払いたくないと考えている方は、ぜひ読んでみてください。