「一人暮らしなので、できるだけ冬の電気代を節約したい」
「電気代を節約したいけど、無理な節約方法はやりたくない」
「電気のかからない防寒対策を知りたい」
電気代を節約したいと考えている一人暮らしの方は、上記の悩みを抱えているケースが多いです。
冬は暖房器具を使用する機会が増えるため、電気代が高くなりやすい傾向があります。
しかし、暖房器具を使わなければ、体調を崩すおそれがあります。
本記事では、一人暮らしの方が実践できる電気代の節約方法について解説していきます。
冬を快適に過ごしたい方や、冬の電気代を節約したい方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
一人暮らしの電気代の目安は?
政府統計の総合窓口である「e-Stat」によると、2024年1月~3月期の単身世帯の電気代は7,150円でした。
参考として、ほかの年度の電気代も見てみましょう。
調査期間 | 電気代(月平均) |
2024年1月~3月期 | 7,150円 |
2023年1月~3月期 | 9,340円 |
2022年1月~3月期 | 7,749円 |
2021年1月~3月期 | 6,641円 |
2020年1月~3月期 | 6,535円 |
出典:政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類 001 用途分類(総数) 全国 | 統計表・グラフ表示
調査年度によって金額にばらつきがあるものの、毎月6,000円以上の電気代がかかることが分かります。
この電気代は平均だから、寒い地域はもっと負担が大きいよね。家計の負担を減らすためにも、電気代を節約しよう!
暖房のいらない防寒対策は?
暖房器具を使わなければ、電気代がかかりません。
では、暖房のいらない防寒対策には何があるのでしょうか。
下記の4つの防寒対策を実践してみてください。
- 断熱材を活用する
- 部屋をカーテンなどで仕切る
- 湯たんぽなどを活用する
- 「着る毛布」を着てみる
断熱材を活用する
せっかく部屋を暖めても、冷気が逃げてしまえばあまり意味がありません。
冷気を逃がさない対策として、断熱材を使用する方法があります。
室内の熱は、窓からおよそ50%も逃げてしまうといわれています。
そこで、プチプチ断熱シートを窓に貼ってみましょう。
プチプチの間にある空気の層により、熱が逃げにくい効果を発揮できます。
最近では、100円均一のお店でも断熱材が売られているよね。多額の初期費用をかけなくても断熱材を購入できるから、予算や家にあったものを探してみてね!
部屋をカーテンなどで仕切る
広い部屋に住んでいる方は、扉を閉めるようにしましょう。
扉を閉めれば暖めた空気が逃げず、暖房効率の向上につながります。
しかし、住んでいる部屋が1Rの場合、居室と廊下の間に扉がないケースもあります。
もし扉がなければ、カーテンで仕切りをしてみましょう。
突っ張り棒を設置する場所さえあれば、簡単にカーテンを付けられます。
僕も以前住んでいた部屋には扉がなかったから、DIYをして壁を作ったよ!仕切りがあるとかなり暖かくなるから、おすすめの方法だよ!
湯たんぽなどを活用する
寝るときの寒さ対策としておすすめなのが湯たんぽです。
湯たんぽは繰り返し使えるので経済的です。
ゆたんぽには、お湯を入れて暖めるものや、USB充電に対応しているものもあります。
USB充電式の湯たんぽの電気代は、1回あたり1.5円から2.5円程度です。
エアコンや電気ストーブと比べると非常に安いので、活用してみるとよいでしょう。
湯たんぽは、朝までポカポカが続くのがうれしいね!湯たんぽのお湯が冷えて水になったら、洗濯に使うと節水になるよ。
「着る毛布」を着てみる
「着る毛布」とは、着るだけで暖かさを感じられる部屋着のことです。
まるで毛布にくるまっているような暖かさに包まれるため、人気が高まっています。
着る毛布の丈の長さにもよりますが、首元から太もも付近までを暖められます。
ただ、本格的な冬の時期に突入すると、着る毛布だけでは寒さを感じるでしょう。
先述したほかの防寒対策と併用すると効果的です。
暖かさを重視したい人は、リブ付きの着る毛布を選ぼう。リブがあると、袖口から冷気が入ってくるのを防げるから暖かいよ!
冬の電気代を節約するための方法
一人暮らしの方が冬の電気代を節約したいときは、下記の4つの方法を試してみるとよいでしょう。
- エアコンの設定温度を下げる
- 複数の暖房器具を使い分ける
- 適切に暖房器具をメンテナンスする
- 契約する電力会社を見直す
具体的な内容を紹介するので、ぜひ実践してみてください。
エアコンの設定温度を下げる
寒い地域に住んでいると、エアコンの設定温度を高くしがちです。
しかし、設定温度と外気温度の差が大きい場合、エアコンの消費電力が増えます。
結果として、電気代が高くなるのです。
そこで、エアコンの設定温度を1℃ずつ下げてみましょう。
エアコンの設定温度を1℃下げることで、電気代をおよそ10%削減できます。
冬のエアコンの設定温度は、20℃が推奨されています。
20℃から1℃ずつ下げてみて、快適に過ごせる設定温度を探してみてください。
エアコンの設定温度を下げ過ぎて、風邪をひいてしまったら本末転倒だよ。寒さを我慢しすぎないようにね。
複数の暖房器具を使い分ける
暖房器具にはエアコンや電気ストーブなどがあります。
それぞれの暖房器具の特徴を把握しておけば、適切な場面で使い分けができるようになります。
部屋全体を暖めたいのであれば、エアコンや床暖房がおすすめです。
しかし、スイッチを入れてから暖まるまでには時間がかかるため、即暖性は低いです。
すぐに体を暖めたいのであれば、電気ストーブを使いましょう。
電気ストーブは即暖性に優れており、スイッチを入れるとすぐに暖かくなります。
ただし、暖められる範囲には限りがあることを覚えておきましょう。
状況に応じて暖房器具を使い分ければ、電気代の節約につながるんだね。暖房器具の特徴について知りたい人は、こちらの記事を見てみてね!
適切に暖房器具をメンテナンスする
暖房器具を使っていると、徐々にほこりがたまります。
ほこりがたまると暖房器具の稼働率が低下してしまい、より多くの電気を使ってしまうのです。
また、コンセントとプラグの間にたまったほこりに湿気が加わると、トラッキング現象を引き起こす可能性があります。
「トラッキング現象」とは、家庭で起こり得る電気火災のことで、ほこりやちりの蓄積により引き起こされます。
エアコンのフィルターや電気ストーブの発熱部分だけでなく、コンセントのプラグもきれいにしましょう。
暖房器具のメンテナンスの頻度は、月に1回程度で大丈夫だよ!定期的にメンテナンスしていれば短時間で終わるから、忘れずに実施しようね。
契約する電力会社を見直す
契約している電力会社の料金プランが高い場合、電気代をおさえることはむずかしいです。
そこで、契約している電力会社の見直しをして、安い料金プランへの加入を検討しましょう。
一人暮らし向けの料金プランも多数あるので、比較してみることをおすすめします。
ただし、管理会社や大家さんが電気代をまとめて支払っている場合、電力会社の変更ができないケースがあります。
賃貸物件に住んでいる一人暮らしの方は、管理会社や大家さんに確認してから、電力会社を変更しましょう。
電気代を比較する際は、電気料金のシミュレーションサイトを利用すると便利だよ!必要事項を入力すれば、自分に合った電力会社の料金プランが表示されるから試してみてね!
まとめ
一人暮らしの冬の電気代は、ひと月あたりおよそ7,000円です。
住んでいる地域や暖房器具の使用頻度などにより、さらに高額となるおそれもあるので、電気代の節約術を実践することをおすすめします。
暖房のいらない防寒対策には、下記の4つの方法があります。
- 断熱材を活用する
- 部屋をカーテンなどで仕切る
- 湯たんぽなどを活用する
- 「着る毛布」を着てみる
一人暮らしの方におすすめの電気代の節約術は、下記の4つです。
- エアコンの設定温度を下げる
- 複数の暖房器具を使い分ける
- 適切に暖房器具をメンテナンスする
- 契約する電力会社を見直す
自分が実践できそうな節約術を選択して、冬の電気代を節約してみてはいかがでしょうか。
数々の節約術を紹介しましたが「実際にやるのは面倒だ」と感じている一人暮らしの方もいるでしょう。
節約術の実践を面倒だと感じている一人暮らしの方におすすめなのが、電力会社の変更です。
手続きは必要ですが、一度電力会社を変更してしまえば、特にやることはありません。
また、現在の電気代が大幅に安くなる可能性もあります。
しかし、いくつかのデメリットも存在するので、事前に確認することをおすすめします。
詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。