「一人暮らしなのに、どうしても食費がかかってしまう」
「買い物先で欲しいものを買ってしまうのがやめられない」
「一人暮らし向けの食費の節約術があれば知りたい」
食費に関する悩み事は尽きません。
人間は食べなければ生きていけないため、食費は必ずかかります。
しかし、一人暮らしをしていると、食費以外にも家賃や光熱費などの支払いが発生します。
限られたお金でやりくりをしなければならないため、頭を抱えている方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事ではスーパーでお得に買い物をする節約方法について解説していきます。
一人暮らしをしていて食費をおさえたいと考えている方や、スーパーで売られているおすすめの食材を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
一人暮らしの買い物代の平均は?
政府統計の総合窓口「e-Stat」が公表している統計によると、2024年7月~9月期の単身者の食料平均額は44,108円でした。
参考として、四半期ごとのデータも見てみましょう。
期間 | 食料 |
2024年7月~9月期 | 44,108円 |
2024年4月~6月期 | 42,187円 |
2024年1月~3月期 | 41,009円 |
2023年10月~12月期 | 44,369円 |
2023年7月~9月期 | 43,018円 |
2023年4月~6月期 | 39,532円 |
2023年1月~3月期 | 37,765円 |
出典:e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 単身世帯用途分類 001 用途分類(総数) 全国
統計をとる期間にもよりますが、ひと月あたり4万円以上もの食費がかかっていることが分かります。
また近年の物価高により、食費が高くなっている傾向が見られました。
2023年と2024年の1月~3月期を比較してみると、2024年は4,000円くらい高くなっているんだね!食費を節約しないと、家計を圧迫してしまうよ。
買い物代を節約するためのポイント
食費は年々高くなっている傾向があります。
そのため、節約を意識した買い物が求められます。
買い物代を節約したい方は、下記の5つのポイントを実践してみましょう。
- 予算を決めておく
- まとめ買いをする
- ポイントカードを活用する
- 夕方以降に買い物をする
- 特売日を利用する
どのようなポイントを意識すればよいのかを、具体的に解説していきます。
予算を決めておく
ひと月あたりの予算を決めておけば、買い物時に無駄遣いをすることがなくなります。
ひと月あたりの食費の目安は、所得の15%程度がよいといわれています。
たとえば、ひと月の所得が20万円の方は、3万円前後を目安にするとよいでしょう。
次に、1週間の食費を決めておきます。
ひと月はだいたい4週間あるので、3万円を4で割ると7,500円となります。
1週間に1回買い物に行く方は、7,500円を目安として買い物をすれば、予算オーバーとならずに済むでしょう。
所得が高くなればなるほど、食費にかけられる金額も上げられるね!まずは予算を計算してみて、その金額で買い物ができるかどうかを考えてみよう!
まとめ買いをする
スーパーに買い物に行く際、まとめ買いをする方法もおすすめです。
一度に大量の食材を買っておくことで、スーパーに行く回数を減らせます。
結果として、不必要なものを買わずに済むのです。
また、まとめ買いは交通費の削減にもつながります。
車で買い物に行く方はガソリン代の節約となるため、家計の負担を軽減できるでしょう。
まとめ買いをするときは、買い物リストを作成しておくといいよ!買い物リストがあれば買い忘れを防げるし、買い物時間も短縮できるよ!
ポイントカードを活用する
買い物するお店によっては、ポイントカードの利用が可能です。
ポイントカードのポイントが貯まると、支払額から割引されたり、商品と交換できたりします。
買い物時「ポイントカードをお作りしますか?」と聞かれたときは、即座に作成しましょう。
また、お店のポイントカードのほかに、他社ポイントカードが利用できる店舗も存在します。
たとえば、ベイシアグループのスーパーである「ベイシア」では、ベイシアアプリカードと楽天ポイントカードのポイント2重取りが可能です。
ポイントカードを上手に活用して、買い物代を節約しましょう。
ポイントカードのポイントが貯まっていくのはうれしいけど、ポイント狙いで買い物をするのは避けようね。あくまでも、買い物をした特典としてポイントがもらえるくらいの認識でいよう!
夕方以降に買い物をする
買い物代をおさえたいのであれば、夕方以降の買い物をおすすめします。
スーパーでは、夕方以降に総菜や生鮮食品などの値下げがはじまるケースが多いです。
値下げされた食品を購入することで、大きな節約効果が期待できます。
なお、値下げするタイミングは、スーパーによって異なります。
買い物をする時間帯を変更すると、よりお得なタイミングが見つかるでしょう。
閉店間際の時間帯に買い物にいくと、半額シールが貼られた食品が売られているよね。だけど、割引率が高い食品は早めに買われていくから、お目当ての食べ物が買えないこともあるよ。
特売日を利用する
多くのスーパーでは、特売日を設定しています。
日替わりでお得な商品が変わるため、日ごろから買いたい食品をチェックしておくとよいでしょう。
スーパーのチラシには特売日が記載されているので、買い物をする際にもらっておきましょう。
また、スーパーのチラシを閲覧できるスマホアプリを利用する方法もおすすめです。
さらに、スマホアプリ内でクーポンが配布されているときもあるので、事前にダウンロードしておきましょう。
火曜日や土曜日、日曜日を特売日としているスーパーが多いね!
一人暮らしで安く購入できる食材5選
一人暮らしで買い物代を安くおさえたい方におすすめの食材を、5種類紹介していきます。
下記の食材を利用して、食費を節約しましょう。
- もやし
- パスタ
- 米
- 豆腐
- 豚バラ肉
もやし
もやしは食費を節約したい方にとって、心強い食材です。
1袋あたり30円から50円程度で売られているスーパーも多く、買いやすい食材だといえます。
また、ボリュームがある点もおすすめポイントです。
にらや豚肉と炒めたり、スープやサラダにしたりと、アレンジしやすい点も魅力的です。
ただし、もやしは傷みやすい食材でもあります。
購入後は早めに調理するようにしましょう。
もやしは水分が多いけど、ビタミンB1やアスパラギン酸などの栄養素が豊富だよ!また、カロリーが低いから、ダイエット食にも適しているね。
パスタ
パスタは比較的安く購入できる食材です。
100グラムあたり50円程度で売られているパスタもあります。
パスタももやしと同じように、アレンジがしやすい食材です。
パスタソースと絡めて食べるほか、パスタサラダやスープパスタなどのアレンジにも対応しています。
パスタ自体は安価で購入できるものの、選ぶパスタソースによっては高額となるケースが考えられます。
料理が得意な方は、パスタソースを作ってみてはいかがでしょうか。
パスタは日持ちする点もいいよね!安いときにたくさん買っておいて、少しずつ食べる方法もおすすめだよ。
米
米はキロ単位でまとめて購入するケースがほとんどです。
そのため一時的な出費となるのですが、1日に茶碗2杯分食べると仮定すると、1か月あたり5キロの消費で済みます。
そこで、米をまとめ買いしておけばキロ単価が安くなり、食費の節約につながります。
また、米は腹持ちがよい点もメリットです。
さらに、アレンジレシピも豊富にあるので、飽きずに食べられるでしょう。
重い米を運ぶのは大変だから、ネットショッピングを利用する方法をおすすめするよ!自宅まで米を運んでもらえるのであれば、まとめ買いもしやすいね!
豆腐
豆腐はスーパーで安く売られていることが多く、購入しやすい食品のひとつです。
夏は冷奴、冬は鍋や湯豆腐などで食べられるので、1年中重宝します。
豆腐の注意点は、賞味期限が短いことです。
容器の中に水と豆腐が入っている水入り豆腐の場合、3日から10日程度を賞味期限としている商品が多いです。
そのため、買い物をする頻度が低い方がまとめて購入すると、賞味期限切れで食べられなくなる可能性があります。
賞味期限が長い豆腐には充填式豆腐があります。
充填式豆腐とは、容器内にすき間なく豆腐が入っている商品のことです。
充填式豆腐であれば、1か月から2か月ほどの保存が可能な商品が多いです。
値段の安さを見るのは大切だけど、賞味期限の長さもチェックするべきなんだね!せっかく安く買えたとしても、食べられなければもったいないよね。
豚バラ肉
安い肉を探している人におすすめなのが豚バラ肉です。
豚バラ肉は比較的安く購入できるので、食費の節約に貢献する食材だといえます。
豚バラ肉は炒めものや肉巻きなど、さまざまな料理に使えます。
またタンパク質やビタミン類などの栄養素も豊富なので、バランスのとれた食生活を送りたい一人暮らしの方におすすめです。
特売日を利用して、安く豚バラ肉を購入してもいいね!使わない分は冷凍しておこう!
一人暮らしでも長持ちする食材5選
一人暮らしをしていると、食材が余ってしまうこともしばしばあるでしょう。
無駄なく使い切るためにも、長持ちする食材を選ぶことが重要です。
下記の5種類の食材は比較的長持ちするので、スーパーで探してみてください。
- ジャガイモ
- こんにゃく
- 加工肉
- 缶詰
- 乾麺
ジャガイモ
ジャガイモを常温保存すると、2か月から3か月程度日持ちします。
できるだけ長持ちさせるためにも、直射日光を避け、風通しのよい場所に置きましょう。
もし夏場にジャガイモを購入した場合は、ひとつずつ新聞紙でくるんでビニールに包んでください。
ビニールに包んだあとは野菜室に入れます。
上記の方法で保存すれば、1か月程度長持ちします。
ジャガイモは安く売られていることが多いから、節約したい一人暮らしの人におすすめの野菜だね!芽が出たらきれいに取り除けば食べられるよ!
こんにゃく
未開封のこんにゃくであれば、1か月から3か月程度の保存が可能です。
もし開封したこんにゃくが使いきれない場合は、水に浸したタッパーなどに入れ、冷蔵庫に入れましょう。
開封後、1週間程度は食べられます。
また、こんにゃくは冷凍保存もできます。
こんにゃくの袋を開け、水でよく洗ったあとは、キッチンペーパーで水分を拭き取ってください。
次に密閉できる袋に入れ、空気抜きをしてから冷凍庫に入れます。
この方法により、1か月ほど冷凍保存が可能となります。
冷凍したこんにゃくは食感が変わるよ。解凍後、から揚げにして食べると美味しいからお試しあれ!
加工肉
加工肉とは、牛肉や豚肉などを加工した肉のことです。
加工肉にはウインナーやベーコンなどがあります。
加工肉は賞味期限が長い特徴があり、製造日から3週間程度日持ちする商品が多いです。
また、未開封で適切に保存している加工肉は、賞味期限が切れていても2日から3日くらいであれば食べられるといわれています。
ただし変色している、酸っぱい匂いがあるなどの加工肉は傷んでいる可能性が高いため、食べないで廃棄しましょう。
加工肉には食品添加物が使われているから、長持ちしやすいよ!冷凍保存するときは、小分けにしてから保存袋に入れて空気を抜こうね!
缶詰
長持ちする食品といえば、缶詰を思い浮かべる方も多いでしょう。
缶詰の賞味期限は3年程度のものが多いです。
味がついている缶詰を購入すれば、開封するだけで食べられるため、料理をしたくない一人暮らしの方におすすめです。
また、缶詰は長持ちするので、災害用の食材としてストックしておくことをおすすめします。
賞味期限が近付いたら食べてしまい、新しい缶詰を購入しておけば、いざというときの備えとなります。
缶詰はフルーツや魚、焼き鳥など種類が豊富だよ!飽きないように、数種類の缶詰を購入しておくといいね。
乾麺
乾燥させた麺のことを乾麺と呼びます。
乾麺にはうどんやパスタ、ラーメンなどがあり、種類が豊富です。
乾麺は水分が少ないため、長期保存に適している特徴があります。
商品にもよりますが、賞味期限は1年から2年程度に設定されており、常温で保存できます。
開封後は密閉容器に入れておき、冷蔵庫で保存しましょう。
高温多湿の場所に保存するとカビが生える可能性があるため、湿気に注意してください。
冷蔵庫で保存したあとは、常温に戻してから茹でてね。
まとめ
一人暮らしの方は、食費のほかにもさまざまな支払いが発生します。
そこで、買い物代をおさえるためにも、スーパーでの買い物をおすすめします。
スーパーでお得に買い物をする方法はこちらです。
- 予算を決めておく
- まとめ買いをする
- ポイントカードを活用する
- 夕方以降に買い物をする
- 特売日を利用する
また、スーパーで買い物をする際は、食材の安さと日持ちするかどうかもチェックするとよいでしょう。
買い物代をおさえたい一人暮らしの方は、本記事で解説した内容を参考にして、実践してみてください。
会社で昼食を食べる際、いくら使っていますか。
「ランチ代が高くてお金が貯まらない」という悩みを抱えている方は、多いのではないでしょうか。
下記記事では、スーパーで安くランチを済ませる方法について解説しています。
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