「家賃が高く、家計を圧迫しているので何とかしたい」
「家賃が安いところに引越しすれば、節約になるの?」
毎月の支出の中で、もっとも大きな割合を占めるのが家賃です。
この固定費を少しでもおさえられれば、家計はぐっと楽になります。
しかし、引越しには高額な初期費用や多大な手間がかかるため、本当に得策なのか、一歩踏み出せずにいる方も多いでしょう。
そこで本記事では、引越しによる家賃節約の効果や具体的な手順、そして陥りがちな落とし穴などを詳しく解説します。
本記事を最後まで読むことで、自分にとって引越しが家賃の節約になるのかが分かるようになります。
まず結論:引越しで“総住居コスト”を下げるのが最短

家賃を節約したいと考えた際、引越しは有効な手段となります。
ただし、引越しは目先の家賃だけでなく、更新料や光熱費まで含めた総住居コストで考え、初期費用を回収できる計画を立てた場合に限ります。
- 家賃差額と初期費回収の考え方
- 現状維持・家賃交渉・引越しの3択比較
- 二重家賃を避けるスケジュール設計とは
家賃差額と初期費回収の考え方
家賃節約における引越しの最大のメリットは、月額の家賃差額の大きさにあります。
同じエリア内でも、駅からの距離を5分延ばすだけで月5,000円、築年数を10年古くするだけで月8,000円程度の差額が生まれることは珍しくありません。
たとえば、初期費用が家賃4か月分のおよそ40万円かかったとしても、月2万円の家賃差額があれば20か月ほどで回収可能です。
2年住めば、それ以降は純粋に月2万円の節約効果が継続します。
一時的な出費をおそれず、長期的な視点で判断することが重要だよ!
現状維持・家賃交渉・引越しの3択比較
現在の住居で家賃を下げる方法は、現状維持・家賃交渉・引越しの3つに分かれます。
現状維持は節約効果ゼロ、家賃交渉は成功しても月数千円程度の減額にとどまることがほとんどです。
一方で、引越しなら月1万円以上の削減も現実的に可能となります。
家賃交渉する場合は大家の善意に依存するため確実性が低く、仮に成功しても更新のたびに元に戻される可能性があります。
引越しなら契約時の家賃が継続するから、節約効果の持続性が高いのが特徴なんだね!
二重家賃を避けるスケジュール設計とは
引越し時にもっとも注意すべきなのが、二重家賃の発生です。
現住居の解約予告は通常1か月以上前におこなう必要があるため、新居の入居日との調整が重要となります。
理想的なスケジュールは、現住居の退去日と新居の入居日を同日にすることです。
ただし、内見や審査、引越し作業を考慮すると、2日から3日程度の重複は許容範囲内といえます。
1週間以上の二重家賃が発生する場合は、スケジュールの再調整を検討すべきでしょう。
月末に退去・月初に入居、といったタイミングを狙うのが基本戦略だよ!
引越しで節約できる費用の内訳を把握する

家賃の節約を考えるとき、多くの方は物件情報に書かれた月額家賃だけに注目しがちです。
しかし、引越しは家賃以外のさまざまな住居関連コストを見直す絶好の機会です。
ここでは、引越しによって節約できる可能性のある費用の内訳を詳しく見ていきましょう。
- 家賃・管理費・共益費を合算で比較する
- 更新料・駐車場・付帯サービスを見直す
- 光熱費や通信費まで含めた“トータルコスト”で考える
家賃・管理費・共益費を合算で比較する
物件を探す際は、表示されている家賃の額だけでなく、管理費や共益費を含めた月々の総支払額で比較することが鉄則です。
管理費・共益費は、マンションやアパートの廊下、エレベーターといった共用部分の維持・管理に使われる費用で、家賃とは別に毎月支払う必要があります。
例えば、家賃7万円・管理費1万円の物件Aと、家賃7万2,000円・管理費3,000円の物件Bでは、月々の支払いはBのほうが5,000円も安くなります。
家賃の安さだけに惑わされず、必ず総額で判断する癖をつけましょう。
管理費や共益費はエレベーターやオートロックなどの設備により、大きく変動することもあるよ。特に築浅物件では管理費が高く設定されていることが多いから、築年数と管理費のバランスを慎重に検討してね。
更新料・駐車場・付帯サービスを見直す
2年ごとに支払う更新料も、大きな負担です。
ただ、更新料なしの物件もあり、2年ごとに家賃1か月分の支出をまるごと節約できます。
また、車を所有している場合は、駐車場代も重要な比較ポイントです。
現在の住まいより駐車場代が安い物件や、駐車場が無料あるいは近隣の月極駐車場が安いエリアを選ぶことで、月々数千円から1万円以上の節約も可能です。
さらに、入居時に必須とされることが多い24時間サポートなどの付帯サービスも、物件によってはない場合があります。
こうした細かな費用の見直しも、家賃の節約につながる重要なポイントとなります。
インターネット回線やケーブルテレビなどの付帯サービスは、契約しないことを選択できるかも確認してみよう!契約しなくてよい場合、月数千円の節約につながる可能性があるよ。
光熱費や通信費まで含めた“トータルコスト”で考える
住居コストは家賃だけではありません。
引越しを機に、毎月の光熱費や通信費まで含めたトータルコストを削減できる可能性があります。
たとえば、築年数が古く断熱性能が低い木造アパートから、気密性の高い鉄筋コンクリート造のマンションに引越せば、冷暖房の効率が上がり、月々の電気代をおさえられます。
また、現在の住まいが特定のインターネット回線を高額で契約させられる指定回線の物件だった場合、回線を自由に選べるアパートやマンションなどに引越すことで、通信費を月々数千円安くできるケースも少なくありません。
さらに、LPガスから都市ガスの物件への引越しも、ガス代を大幅に下げる効果があります。
表面的な家賃の安さだけでなく、これらの見えないコストまで含めて総合判断することが大切なんだね。
何か月で元が取れる?回収シミュレーション

引越しすると初期費用がかかるため、何か月で元が取れるか計算する回収シミュレーションを実施しておくことをおすすめします。
ここでは、具体的な計算手順と世帯別の目安を解説します。
- 現住居と新住居の月額コストを並べて算出する
- 初期費用と引越し費の総額を洗い出す
- 初期費用の回収が早い/遅いケースの特徴
- 単身・同棲・ファミリー別の回収期間の目安
現住居と新住居の月額コストを並べて算出する
まずは、引越しによって毎月いくらの固定費が削減できるのかを正確に算出します。
以下の表のように、現在の住居と引越しを検討している新居の月額コストを並べて比較してみましょう。
費目 | 現住居 | 新住居 | 差額 |
家賃 | 80,000円 | 70,000円 | -10,000円 |
管理費・共益費 | 5,000円 | 3,000円 | -2,000円 |
駐車場代 | 15,000円 | 12,000円 | -3,000円 |
月額合計 | 100,000円 | 85,000円 | -15,000円 |
このケースでは、引越しによって毎月15,000円の節約効果があることが分かります。
実際に表を作って計算してみると、固定費の削減効果が一目で分かるから便利だよ!
初期費用と引越し費の総額を洗い出す
初期費用の内訳は敷金や礼金、仲介手数料、前家賃、火災保険料などです。
一般的には、初期費用は家賃の5か月から6か月分程度かかります。
具体例を見てみましょう。
費目 | 金額(目安) |
敷金(家賃1か月分) | 70,000円 |
礼金(家賃1か月分) | 70,000円 |
仲介手数料(家賃1か月分+税) | 77,000円 |
前家賃(入居月の日割りまたは1か月分) | 73,000円 |
火災保険料・保証会社利用料 | 40,000円 |
引越し業者費用 | 50,000円 |
初期費用合計 | 380,000円 |
この場合、初期費用の合計は38万円となります。
初期費用の総額を月額差額で割ることで、回収期間が算出できるよ。
初期費用の回収が早い/遅いケースの特徴
初期費用の回収が早いケースは、月額差額が大きく初期費用が安い場合です。
具体的なケースはこちらです
- 敷礼ゼロ物件への引越し
- 築年数を大幅に下げる
- 郊外へ引越す
一方で回収が遅いケースは、初期費用が高額で月額差額が小さい場合です。
具体例を見てみましょう。
- 新築物件への引越し
- 同程度のグレードでの住み替え
- 短距離での引越し
回収期間が3年を超える場合は、引越しを再検討することをおすすめするよ。
単身・同棲・ファミリー別の回収期間の目安
世帯によって、回収期間の目安は異なります。
こちらの表を参考にしてください。
初期費用 | 差額(月) | 回収期間 | |
単身者 | 30万円~50万円 | 1万円~2万円 | 15か月~50か月 |
同棲カップル | 50万円~80万円 | 2万円~4万円 | 12か月~40か月 |
ファミリー世帯 | 80万円~150万円 | 3万円~6万円 | 13か月~50か月 |
世帯人数や地域などによって、初期費用や回収期間は大きく変動するよ。具体的な費用を算出して、回収期間を計算することが重要だね!
物件とエリア選びで効く節約ポイント

立地条件と物件スペックを戦略的に選択することで、大幅な家賃削減が可能です。
ここでは、妥協すべき点と優先すべき点を解説します。
- 相場が下がるエリアや駅距離・バス便の活用を検討する
- 築年数・間取り・階数を考慮する
- 指定回線や宅配BOXなど“隠れコスト”に注意する
相場が下がるエリアや駅距離・バス便の活用を検討する
家賃相場にもっとも大きな影響を与えるのが立地です。
希望するエリアの家賃が高いと感じたら、以下の3つの視点で見直してみましょう。
- 隣の駅を検討する
- 各駅停車のみの駅を狙う
- 徒歩圏内だけでなくバス便利用も候補に入れる
多くの人が住みたいと考える人気の駅から、電車で一駅か二駅離れるだけで、家賃相場は数千円から1万円以上安くなることがよくあります。
そこまで不便でないようなら、隣の駅に近い物件も検討してみてください。
急行や特急が停車する駅は便利ですが、その分家賃も高騰します。
あえて各駅停車しか停まらない駅を選ぶことで、お得な物件が見つかりやすくなるでしょう。
駅から徒歩10分以内という条件をバスで10分に広げるだけで、選択肢は格段に増え、家賃も大幅に下がります。
バスの本数や深夜の運行状況を確認すれば、不便さはそれほど感じないかもしれません。
バス便エリアでは、バス代を考慮しても、月1万円以上の節約効果が期待できるケースが多数あるよ!ただし、終バスの時刻や運行頻度を事前に確認して、生活リズムが乱れないか、不便がないかをチェックすることが大切だよ。
築年数・間取り・階数を考慮する
建物の条件も、少し妥協することで家賃を下げられるポイントです。
- 希望の築年数を古くする
- 間取りの選択肢を増やす
- 低層階を検討する
新築や築5年以内といった条件は非常に人気ですが、これを築15年以内などに広げるだけで、家賃は大きく下がります。
築年数は古くても、リノベーションされていれば内装がきれいな物件も多いです。
「独立洗面台は必須」「バス・トイレ別」といった条件は、家賃を上げる要因です。
3点ユニットバスでも問題ない、と割り切れるなら、同じ広さでも安価な物件が見つかります。
一般的に、1階や2階といった低層階は、防犯面や虫の懸念から上層階に比べて家賃が安く設定されています。
オートロック付きの物件や、日当たりがよい1階なら、お得な選択肢となるでしょう。
ライフスタイルと照らし合わせて、妥協できる条件を明確にすることで、効率的な節約が実現できるよ!
指定回線や宅配BOXなど“隠れコスト”に注意する
物件情報を見ているだけでは気づきにくい隠れコストにも注意が必要です。
その代表格が、特定のインターネット回線の契約が必須となる指定回線の物件です。
指定回線は、相場より料金が高く設定されていることが多く、長期的に見ると大きな負担となります。
インターネット回線は自由に選べる物件が望ましいです。
また、宅配BOXやオートロックといった設備は非常に便利ですが、その維持費は管理費・共益費に上乗せされています。
自分にとって本当に必要な設備かを見極めることで、月々の固定費をおさえられるでしょう。
設備が充実している分、管理費が高額になっている物件は意外に多いからチェックしてみてね!
初期費用を削るテクニック

家賃節約のための引越しで、最大の障壁となるのが、家賃数か月分にもなる高額な初期費用です。
しかし、この初期費用は物件の選び方や少しの知識で、大幅に削減することが可能です。
ここでは、初期費用を賢く削るための具体的なテクニックを解説します。
- 敷礼ゼロ・フリーレント物件の見つけ方
- 仲介手数料の根拠と交渉の切り口
- 退去時の原状回復費をおさえるコツ
敷礼ゼロ・フリーレント物件の見つけ方
初期費用の中で大きな割合を占めるのが、敷金と礼金です。
この両方が不要なゼロゼロ物件を選ぶだけで、家賃2か月分の支出をまるごとカットできます。
また、入居後最初の1か月から2か月分の家賃が無料になるフリーレント付きの物件も狙い目です。
これらの物件は、長期間空室が続いているなどの理由で、貸主が早く入居者を決めたいと考えているケースが多くあります。
不動産情報サイトで「敷金なし」「礼金なし」「フリーレント」といった条件にチェックを入れて検索すれば、簡単に見つけられます。
敷礼ゼロ・フリーレント物件は魅力的だけど、短期解約違約金が設定されている場合もあるから、契約内容はよく確認しようね。
仲介手数料の根拠と交渉の切り口
仲介手数料は法律上、借主と貸主のそれぞれから受け取れる手数料の上限は「賃料の0.5か月分以内」と宅建業法で定められています。
しかし、依頼者の承諾があれば、どちらか一方から賃料の1か月分以内までの手数料を受け取ることが可能です。
そのため、承諾なしに1か月分を請求されている場合は交渉の余地があります。
交渉の切り口は、他社での見積もり提示や複数物件の同時検討などがあります。
また、繁忙期を避けた時期での交渉や、仲介手数料割引をウリにしている不動産会社の活用も効果的な手段といえるでしょう。
貸主側が手数料を全額負担する広告料(AD:Advertisement Fee)付きの物件では、仲介会社によっては借主の手数料を割り引いてくれるケースもあるよ!
退去時の原状回復費をおさえるコツ
敷金は、退去時の原状回復費用などに充てられ、残金が返還されるお金です。
この返還額を少しでも多くするために、できることがあります。
まず、入居時に部屋の写真を撮っておくことです。
壁の傷や床のへこみなど、元からあった損傷を写真で記録しておけば、退去時に自分がつけた傷ではないことを証明できます。
そして、退去時にはできる限り部屋をきれいに掃除しましょう。
また、国土交通省のガイドラインでは、普通に生活していて生じる経年劣化や壁紙の日焼けなどの通常損耗は、貸主の負担で修復するのが原則とされています。
不当な請求をされないためにも、この基本ルールを理解しておくことが重要です。
日常的には、水回りのカビ発生を防ぐ、フローリングの傷つきを防ぐカーペット使用などが有効だよ。喫煙による壁の変色や、ペットによる傷・匂いは借主負担となるケースが多いから、特に注意してね。
家賃交渉と内見チェックリスト

希望の物件が見つかった際、契約前の最後のステップとして家賃交渉と内見(室内見学)があります。
家賃交渉は、成功すれば直接的な節約につながります。
そして内見は、書類上では分からない物件の本当の状態を見極め、入居後の思わぬコストやストレスを回避するための重要な機会です。
ここからは、家賃交渉と内見を成功させるためのチェックリストについて解説していきます。
- 近隣相場や募集期間を根拠に提示する
- 代替案(入居日調整・小修繕)で合意を引き出す
- 騒音や日当たり・湿気・電波など実生活コストを確認する
- 短期解約違約金や更新料の有無をチェックする
近隣相場や募集期間を根拠に提示する
家賃交渉を成功させる鍵は、感情論ではなく、客観的な根拠を提示することです。
「もう少し安くなりませんか」と漠然とお願いするのではなく「同じマンションの別の部屋が、〇円安い家賃で募集中です」「近隣の似た条件の物件は、もう少し相場が低いようです」といった形で、具体的な比較対象を示しながら交渉しましょう。
また、不動産情報サイトでその物件が1か月以上といった長期間空室になっていることが分かれば、相手の立場に立った提案をするのも有効です。
あまりに大幅な減額要求は交渉決裂の原因になるよ。あくまでも、適度な範囲での交渉を心がけることが大切だよ!
代替案(入居日調整・小修繕)で合意を引き出す
家賃そのものの引き下げがむずかしい場合でも、諦める必要はありません。
代替案を提示することで、合意形成を図りましょう。
たとえば「家賃はそのままで結構ですので、代わりに契約更新料をなしにしていただけませんか」「最初の1か月分をフリーレント(家賃無料)にしていただけないでしょうか」といった提案は、貸主側も受け入れやすい場合があります。
また、内見時に見つけた壁紙の小さな剥がれや設備の不具合などを指摘し「この部分の修繕は自分でおこなうので、その分、初期費用を少し割り引いてほしい」といった交渉も、ケースによっては有効です。
家賃減額が困難な場合は、入居日の調整も有効な選択肢だよ。入居日を1か月遅らせることで実質1か月分のフリーレント効果が得られるよ。
騒音や日当たり・湿気・電波など実生活コストを確認する
内見は、間取りや広さを確認するだけでは不十分です。
そこで実際に生活することを想像し、快適性や実生活コストに関わる部分を五感でチェックしましょう。
騒音は窓を開け閉めして、外の交通量や周辺の音を確認します。
できれば、生活音が響きやすい平日夜や休日にも再訪したいところです。
日当たり・湿気については、照明を消した状態での明るさを確認しましょう。
クローゼットや押し入れの中を開け、カビ臭くないか、湿気ていないかをチェックします。
電波状況は、自分のスマートフォンを取り出し、電波がしっかり入るかを確認します。
電波が悪いと、在宅ワークやオンライン授業に支障をきたす可能性があるので注意が必要です。
これらの見えないコストを内見時に確認しておかないと、のちのち別途費用がかかる可能性が高まるよ。
短期解約違約金や更新料の有無をチェックする
契約書にサインする前の最終確認として、お金に関わる重要な項目を自分の目で確かめることが大切です。
特に注意したいのが短期解約違約金です。
「短期解約違約金」とは、1年未満で退去した場合は家賃の2か月分、2年未満なら1か月分の違約金を支払うといった特約のことです。
フリーレント付きの物件などでは設定されていることが多いので、将来的に短期間で引越す可能性がある場合は、必ず確認しましょう。
また、契約が自動更新される際の更新料の有無とその金額も、長期的な住居コストを左右する重要な項目です。
更新料なしの物件を選ぶことで、2年ごとに家賃1か月分程度の節約が可能です。
これらの条件を契約前に必ず確認して、不明な点は書面での説明を求めるようにしようね。
引越し費用と日程を最小化するポイント

家賃の節約を目的とした引越しで、初期費用と並ぶ大きな支出が引越し業者への支払いです。
しかしこの引越し費用は、依頼する時期や方法、そして少しの工夫によって、数万円単位で大きく変動します。
ここでは、引越し費用を最小限に抑えるための具体的なノウハウを解説します。
- 閑散期や平日・午後便・混載便を活用する
- 3社~5社の相見積もりで価格と条件を比較する
- 不用品の売却・回収で体積を減らす
- 解約予告から鍵返却までの段取りを組む
閑散期や平日・午後便・混載便を活用する
引越し料金がもっとも高騰するのは、新生活が始まる2月下旬から4月上旬までの繁忙期です。
可能であれば、この繁忙期を避けるだけで、料金が半額近くになることもあります。
年間でもっとも料金が安いのは、梅雨時や秋の連休が終わったあとの11月頃といわれています。
日程を調整できるなら、土日祝日よりも平日がおすすめです。
そして時間帯は、午前中に作業を終えたトラックやスタッフを活用する午後便や、時間指定なしのフリー便を選ぶと、料金はさらに安くなるでしょう。
さらに荷物が少ない単身者なら、他の人の荷物と同じトラックで運ぶ混載便も、格安で引越せる選択肢です。
さまざまな条件を組み合わせることで、引越し費用の大幅削減が可能になるんだね!
3社~5社の相見積もりで価格と条件を比較する
引越し費用は業者により大きな差があるため、必ず複数社から見積もりを取ることが重要です。
3社から5社程度の見積もり比較により、最安値を把握できます。
また料金だけでなく、サービス内容や保険の適用範囲、追加料金の発生条件なども比較項目に含めましょう。
最安値の業者が必ずしも最適とは限らないため、価格とサービスのバランスを総合的に判断することが求められます。
一括見積もりサイトを利用すれば、一度の入力で複数の業者から見積もりを取れて、非常に効率的だよ!その際、ほかの業者の見積額を伝え、価格交渉をすることも節約につながるポイントだよ。
不用品の売却・回収で体積を減らす
引越し料金は、基本的に荷物の量と移動距離で決まります。
つまり、運ぶ荷物そのものを減らすことが、直接的な料金の節約につながります。
引越しは、持ち物を見直す絶好の機会です。
もう使わない衣類や本、家具などは、引越しの荷造りをはじめる前に、フリマアプリやリサイクルショップで売却しましょう。
値段がつかないものでも、自治体の粗大ごみ回収や不用品回収業者に依頼して、引越し当日までに処分しておくとよいでしょう。
荷物が減れば、より小さなトラックで済むため、引越し料金の基本プランを下げることが可能となります。
必要なものは新居で新しく購入したほうが、引越し費用と合わせても安くなる場合も多いよ。買い替えも視野に入れて検討してみてね!
解約予告から鍵返却までの段取りを組む
引越し全体のプロセスをスムーズに進めるためには、契約関連の段取りを正しく理解しておくことが重要です。
まず、新居の契約が完了したら、現在の住まいの管理会社や大家さんに、契約書で定められた期間内に解約予告をします。
解約予告は、書面での提出が必要な場合が多いです。
引越し当日、荷物をすべて運び出したら、部屋の掃除をおこないます。
そして、管理会社などの担当者と退去立ち会いをおこない、部屋の状態を確認してもらいます。
ここで、原状回復費用の負担割合などが決まるのが一般的です。
最後に、部屋の鍵を担当者に返却して、すべての手続きは完了です。
段取りよく進行すれば、二重家賃や追加費用の発生を防げるよ!
まとめ

家賃節約における引越しは、一時的な費用はかかるものの、長期的にはもっとも効果の高い手段です。
月額差額と初期費用から回収期間を算出し、2年以内での回収を目標とすることで費用対効果の高い引越しが実現できます。
さらに、エリアや築年数・設備条件の見直しにより月1万円以上の削減も十分可能であり、敷礼ゼロ物件や仲介手数料の交渉により初期費用の圧縮も図れます。
ただし、光熱費や通信費などの隠れコストや、引越し後の追加費用も考慮に入れた総合的な判断が不可欠です。
綿密な計画と的確な実行により、引越しを通じて大幅な住居コストの削減を実現しましょう。